☆幻想水滸伝2 PSP版

 

       さて、「1」で108星集めましたので、心置きなく「2」へ。

       セーブデータ引継ぎまして、プレイ開始。

 

       薦めてくださった方たちが、これが「幻水」シリーズ一番の名作と言ってらした意味が解りました。

       ものすごく面白かったし、感動物でした。

       不満も勿論ありますが、それは後述するとして。

 

       物語は、ハイランド王国の少年兵のキャンプから始まります。

       幼馴染の主人公と、ジョウイ。

       明日には、兵役が終わって村へ帰れると。

       浮かれていたところへ、夜襲!!

       これが敵ではなく、味方の・・・それも自分達の隊の隊長と。

       加えて、ハイランド王子の企みだと知ってしまった2人。

       逃げ場を失って、手に手をとって滝に飛び込みます。

 

       腐女子のハートをくすぐる、序盤ではありませんか。

 

       この後、主人公は。

       敵であるはずの、都市連合の傭兵隊に(フリック、ビクトールの登場)拾われ。

       その拾われた先でも、またハイランド王子ルカの襲撃を受け。

       ジョウイとも離れ離れに。

       姉代わりのナナミと、戦災孤児のピリカと彷徨って・・・・・・るうちに。

 

       同盟軍のリーダーになってました・・・・・・。

       何時ものことさ。

 

       腐女子を購買層に決めたのが、ありありですねこの設定。

       幼馴染の親友、運命のいたずらと心の行き違いで、敵味方に。

       永遠のライバルで、親友。

       おお!!!王道です。

 

       で、またもや108人集合です。

 

       とにかく、作り方が丁寧。

       前作もそうでしたが、ドットの動きも表情も。

       小さくてもしっかりわかるし、キャラの違いもきっちりわかる作り。

       シナリオも、サブイベント含めてとてもよく出来てます。

 

       特に、料理バトルイベントは最高でした。

       ミニゲームをそれだけで終わらせず、サブストーリーを組み込んである。

       で、またそれが中々の出来なのですわ。

 

       ミニゲーム関係は楽しいので、つい遊びすぎてしまいますね。

       釣りに、チンチロリンに、探偵への依頼に、お風呂・・・・・ちょっと違う。

 

       107人(主人公以外)集めるのは楽しいですが、大変でもあり。

       育てるのも楽しいですが、お金がかかります。

       「幻水」シリーズは、この手のRPG中最もお金がかかる(ゲーム内でですよ)ゲームでしょうね。

       そして、この107人。

       それぞれ背負ってるものが、チラっと出るのですねストーリー進めてると。

       それもとても作りが凝っているところ、そう思うのです。

 

       3D全盛の今日ですが、いっそ2Dに戻してその分の容量を、システムとか使い勝手に回したら。

       凄いものが出来そうな・・・・・・・・話が逸れた。

 

 

       で、ここからはちょっと辛口感想なので。

       「2」の大ファンは読まないで下さい。

 

       「5」は並行プレイしてますし、「3」以外はクリアした「幻水」シリーズですが。

       この「2」ほど、なんでこの子にリーダーさせるの??!

       そう思った作品は、他にありませんでした。

       主人公に魅力が無い、とかそういうわけではありません。

       周りの大人が、出来すぎた大人連中なのに、子供にリーダーを任せるのが納得出来ないんです。

 

       「1」は・・・・・将軍の息子、だったし。

       「4」は・・・・ウィンドウ脇の顔の表情が、復讐してやると語ってたし。大人は頼りにならなかったし。

       「ラプソ」・・・・は、別。

       「5」・・・は王子様ですからね、ノーブレスオブリージュってやつ。

 

       「2」は、シュウもフリックもビクトールも。

       出来る奴なのに、子供に責任押し付けて逃げてるようにしか見えない。

       特にシュウには、苛々させられまして。

       「逃げ」のイベント出して、逃げ切った時は気分良かったんですが。

 

       まあ、自分でも何でこんなに反抗期なのか、解らないんですが。

       

       あと、これはシステム上のことなんですが。

       ダンジョン、特にボス戦とかラスボス戦ダンジョン。

       とても助かるんですが、それでも・・・・・・。

       引き返せる・・・って、その場から「またたきの鏡」で本拠地に帰れて。

       あまつさえメンバーチェンジも出来て、ちょっとレベル上げにも行かれる・・って。

       いや、本当に助かるんですが・・・・甘すぎません??

       あ、「5」では多少改善(?)されてましたか、出ようとしたらリオンに「そっちじゃありません」

       結構叱られてます。 

 

 

       さて、キャラ語り

 

       §主人公

       孤児で、ゲンカクとやらいうジーサンに育てられ、それでも幸せに暮らしてたのに。

       兵役後のすったもんだで、村からは逃げなきゃいけないし。

       敵味方やってるうちに、どっちからもはみ出した自分を見せ付けられ。

       とても気の毒なんだけど、そう見えないわけは。

       ウィンドウ脇の表情と、仲間をゲットしたときのアクション(飛び上がってガッツ)の所為では。

       ビジュアルが孫悟空に見えたのは、私だけでしょうか。

 

       §ジョウイ

       108星には、なりません。

       幼馴染の親友です。

       運命のいたずらその他で、主人公とは敵味方に。

       美味しいところは、全部この子が持って行った様な気がする。

       一番割り食って、一番報われなかった。

       ラストのバッドEDは、ジョウイにとって救いだったのか・・・・。

 

       §ナナミ

        孤児で、やはりゲンカクに育てられた。

        おねーちゃんぶりっこで、カワイコぶりっ子・・・・一昔前のあれです、喋り方。

        悪い子ではないが、頭は悪そうだ。

        でも、気はいいのは解ったから、なんにでもでしゃばるのは止めてくれ、

       「逃亡」イベントでのナナミは、ある意味カッコ良かったし。

       主人公以外はどうでもいい、って態度貫いたのは・・・ご立派でした。

 

       §ビクトール

       クマさん。

       「1」に引き続いての御出演で、男は顔じゃない・・ってのを証明したいい男。

       EDで見送ってくれるところで、プレイヤーの好感度は100%上がりましたね。

       いやー本当に、いい男だわ。

       が・・・・・・・基本的に、のろいので・・・・・ラスボス戦は、御遠慮いただきました。

 

       §フリック

       相変わらずいい男。

       使い勝手の良さも、相変わらずです・・・が。

       EDの見送りで、(当社比)男を下げた。

       主人公をこき使うのも、責任感に訴えるのも大概にしてくれい。

       でも、使い勝手いいのでラスボス戦メンバー。

 

       §ルック

       前作では放り出してましたが、今回はしっかり育ててラスボス戦へ。

       魔法が使い勝手いいんだけど、魔法の効かない敵相手だと・・・只のお荷物と化す。

       見た目美少年、口は悪い。

       で、この子・・・・・・幾つだ?

 

       §キニスン

       森に生きる少年、シロと一緒に仲間に。

       最初はシロも一緒に育ててたんですが、さすがに無理に・・・・ゴメン。

       心優しいこのタイプ、「4」のアルドでしょうか・・・・気になるタイプです。

       貴重な弓使いですので、魔法もそこそこいけましたので。

       ラスボス戦へ。

 

       §ゲオルグ

       「5」の並行プレイ中でしたので、感慨深く。

       はい?「1」にも御出演????

       覚えが無いです、すみません。

       渋さが中々ですし、魔法はまるで駄目だけど打撃が強いんでラスボス戦へ。

 

      

       うちのラスボス戦メンバーの残り1人は、勿論坊ちゃんでした。

       2人とも、会話らしい会話はまるで無かったんですが。

       最後、ルルノイエが崩れて逃げる時。

       「ジョウイを探す」

       を選んだら、叱られましたww

       で、坊ちゃんに首根っこ引っつかまれて、退場でした。

       有難う。

 

       あと、記憶に残った人

 

       ・アイリ

       育てたんです、かなり。

       でも途中から、体力不足で難しく。

       ごめんね、そのうちきちんとラストまで行きたいね。

       主人公へのほのかな思いが、とても素敵でした。

 

       ・ハイ・ヨー

       料理バトルがねぇ、とても楽しかったのと。

       背負った過去が、痛ましかった。

       戦闘では、1回も使わず・・・ごめん。

 

       ・エイダ

       キニスンとの協力攻撃は、中盤で活躍してくれました。

       でもやはり、アイリと同じく体力不足。

       女性メンバーのいないラスボス戦は、つまらん。

 

       ・シロ

       キニスンの相棒の、狼犬。

       とても可愛くて、協力攻撃も直接攻撃も素敵だったんですが。

       魔法が使えないのが、痛かった。

 

       ・テンガアール

       ヒックス抜きで、彼女だけ随分パーティーに入ってもらいました。

       気の強い女の子、って好きさ。

 

       ・ワカバ

       可愛いのと、さっぱりした態度と。

       蹴りがとても素敵でした、ただしこの子は魔法がいけなかった・・・。

 

       ・シュウ

       何故か、とっても拒絶反応。

       解らないけど、拒絶反応。

       なんでだろう・・・・・・・逆らいたくなる、この軍師には。

 

 

       こんなことろですかね、思いついたら書き足しますが。

       しかし管理人、女の子好きだねえ・・・・。

       あ、私も一応メスです。

 

       とても楽しい、感動のゲームでした。

       バッドEDは、ジワっときつづけました。

       プレイする価値、あると思います。

       PS1時代を、舐めてはいけません。

 

       ただし・・・・・・・・バグが、多いです。PSPになっても、多いです。

       御注意を。

 

 

 

 

                                                         幻想水滸伝メニューに戻る