幻想水滸伝5

 

       さて、「幻水」シリーズも、これで5作目ですか。

       「3」以外は、クリアです。

 

       まあ、「アンジェ」もそうでしたが、シリーズ物は。

       後からプレイしたもの勝ち、みたいなとこ・・・ありますよね。

       一気に出来る。

 

       並行プレイしてましたのが、「2」でした。

       うーーーん、2D好きですハッキリ言って。

 

       脱線前置きが、長くなりました。

       ちょっとこれまでの作品とは、一線画した出来上がりというか。

       雰囲気変えた・・・というか。

 

       舞台はファレナ女王国、「1」より15年ほど前。

       太陽の紋章をシンボルとして、隆盛を誇る女王国。

       女王国なので、王子には継承権がありませんが。

       結構、視察だ下見だと、こき使われております王子。

 

       太陽の紋章を宿したおかげで、時折紋章の力に引きずられる女王。

       それが無ければ、最高の母親で為政者のアルシュタート。

       女王の夫で、女王騎士長のフェリド。豪快でおおらかな人柄、父親としても最高。

       次代の女王で、完全ブラコンの妹リムスレーア。

       絵に描いたような、一家でして。

 

       ここでね、すでに何時ものシリーズから外れてます。

       これまでは(「3」は未プレイですが)、片親、孤児・・・・・でしたからねぇ。

       ただし・・・・・持たない者の悲しみと。

       持っている者が、それを喪失した時の悲しみと。

       どちらが大きいのでしょうね・・・・・・。

 

       余談ですが、今回家族が多かったですね。

       女王一家は勿論、ラフトフリートのラージャ、キサラ、ログ、ランも理想的な家族を。

       バロウズもゴドウィンは(敵役だから)、ちょっとおかしな家族関係を見せてくれました。

 

       大貴族であるゴドウィン卿のクーデターで、王子は両親を亡くし。

       妹と引き裂かれ、王宮から逃亡の末逃げ回ることに。

       この辺りで、プレイヤー・・・・・・どっぷり感情移入ですね、王子に。

       多くのものを持っていた王子は、一瞬で全てを失・・・・・・・って、ないって。

 

       父フェリドの親友で、女王騎士のゲオルグと。

       女王騎士見習いで、王子の護衛のリオン。

       母の妹の、サイアリーズがついてきてくれてます。

 

       で、ここからは毎度お馴染み。

       仲間集めて本拠地手に入れて、敵を1つずつ潰していって。

       同じパターンで、5作目です。

       飽きさせないための苦労が、にじんでおります。スタッフ、お疲れ様です。

 

       システムとしましては、これまでと同じ。

       集団戦闘、通常戦闘、一騎打ちですが。

       集団戦闘がリアルタイムで、一騎打ちが選択肢選択時間制限つき。

       ・・・・・・・・・苦手・・・・・・。

       ま、とろい管理人でもクリアできましたので、大丈夫です・・・はい。

       緊張感は、これまでの作品のものより、ずっと大きくなりました。

       あ、通常戦闘の陣形が選べるようになったのと。

       スキルシステムが、「ラプソ」から一歩進んだんで面白かった。

 

       ちょっと残念なのが、本拠地の規模が大きくなるイベント。

       これ、ストーリーと連動してるようで。これまでは、仲間人数に連動してたんですよね。

 

       相変わらず、女性たちが元気です。

       私がこのシリーズ気に入ってる一つが、女性たちの元気さと強さですね。

       にしても・・・・・今回、胸がプルプルなボインのおねーさま(代表、ジーンさん)。

       戦闘後のアップで、揺れてます胸が・・・・・・・胸が・・・・。

 

       はい、ここから辛口。

 

       で、まあ・・・・・・・これも毎度なのですが。

       あちこち複線が見えてるのに、それがそのままで。

       よく言えば、想像(妄想?)の余地を残してくれてる。

       悪く言えば、大風呂敷広げて畳みそこなった・・・・。

 

       で、ついでに・・・・・・敵さんのやりたかったことが、イマイチわかりません。

       ああ、これも何時ものことではあるんですが。

       「自分の為ではなくて、人のため、国の為に頑張ったら。何故か悪役になってる」

       ・・・・・・・なんちゃって・・・・。

       「1」は、それでも敵がハッキリしてたけど。

       「2」は・・・・ルカはともかく、ジョウイと敵味方になる意味が・・・解らなかったし。

       「4」になると、もう誰が一番の敵なんですか???

       「ラプソ」で、悪いのは紋章砲だ・・・・・。

 

       でもって、最後に。

       「本当に悪い奴は、いないんです。皆理由があって、そうなったんです」

       まあ・・・・・・これがシリーズの、特色なんでしょうがね。

       うん、心から悪い奴なんて・・・・いないと思う・・・・いないと・・・いいんだが(希望切望)

 

       えー、最後で紋章は外れたようですが。

       太陽は真の紋章で、黎明と黄昏は眷属だから・・・なのかな?

       元の生活に戻れた最初の主人公になったね、王子。

 

       これまでの主人公達に比べると、冗談みたいに幸せですね王子。

       夜道に、気をつけましょう・・・・。

       この時点で、シリーズ中最も不幸(当社比)な4主と。

       紋章も無いのに、不老になったキリルが。

       その辺に、いるかもしれません・・・。

 

 

       で、ここいいらでキャラ語り

 

       §王子(5主)

       とてもいい子の、妹溺愛の王子様。

       苦労知らずが、いきなり世間の荒波にもまれて。

       でも、くじけないどころか。

       あれもこれも、首を突っ込み・・・・・最後にはとてもたくましく。

       うちの王子は、ラフトフリートの漁師でも食べていかれます。

       武器防具その他、釣りで稼ぎました。

 

       §リオン

       王子の護衛で、女王騎士見習い。

       けなげで可愛くて、おまけにものすごい天然・・・・恋愛には。

       ロイ(偽王子)のアタックにも気がつかず、王子の目にも気がつかず。

       男心を、勉強してください。

 

       §ゲオルグ

       並行プレイ中してた「2」で、渋いおじ様になってた彼の若き日。

       王子の父のフェリドの親友、2人とも何気言動が老けてますが。

       で、サイアリーズとはどうだったんですか??

 

       §サイアリーズ

       現女王の妹で、それなりに色々と政策の犠牲にもなってたようです。

       王女ですからね仕方ない・・・・って、王女には見えませんがね。気風のいいあねさん風。

       この人の行動も、今一歩解らんのですが。

       で、本命は・・・・ギゼル?ゲオルグ?大穴でカイル?

 

       §女王一家

       女王アルシュタート、女王騎士長フェリド、世継ぎの姫リムスレーア(この子は凄い!)。

       これに王子を加えて4人、絵に描いたような幸せな一家でした。

 

       §ゴドウィン卿親子

       途中まで、親父が息子に操られてたように見えたんだが。

       ラスボスは、親父のほうだった。

       で、息子ギゼル・・・・・サイアに惚れてたのか、あんたは!!

 

       §バロウズ卿親子

       絵に描いたような、小悪党ぶりでした親父と息子。

       絵に描いたような、「鳶が産んだ鷹」ぶりでした娘のルセリナ。

       最後まで、顔見せなかった母親。

       うーーーーん。

 

       §ラージャ一家

       ラフトフリートを束ねるラージャの一家、娘のキサラ、亭主のログ、孫娘のラン。

       これまた素敵な一家で、キサラさんに「王子、泣いてもいいんですよ」言われた時には。

       これぞ救い・・・と思いましたね。

       ランとログには、ひたすら釣り勝負を挑んでました。ランのみ、ラスボス要員。

 

       §ゼラセ、ジーン、ビッキー

       今までの歴史から、どう考えたって普通じゃない2人に1人加わりましたね。

       しかも、ジーンさんとゼラセさんは、お知り合いのようですし。

       ゼラセさんは魔法が強い上に、直接攻撃もそこそこ。おまけに素早いんで、1軍入り。

       今回は、魔法使いはきっちり育てたんで。ビッキーちゃんとジーンさんも、ラスボス戦加入。

       にしても・・・・・・、ラスト近くのゼラセさんの笑いは・・・・怖かった。

 

       §ミアキス

       女王騎士で、姫様の護衛。

       天然ぶりっこで、実は計算出来る人と見た。

       王子との協力攻撃、リオンちゃんといい勝負でしたね。勿論ラスダン行き。

 

       §カイル、ガレオン

       軽めの遊び人タイプのカイルさんと、キッチリシッカリガッチリのおじいさんガレオン。

       結構気が会ってたんでは・・・・と思ってます。

       カイルが打たれ弱くて・・・ガレオンに鍛えてもらえ。でもカイル、ラスダン参加。

 

       §アレニア、ザハーク

       敵方に回った女王騎士2人、無残な終わり方をしましたが。

       アレニアはまだ解るんだけど、ザハークがゴドウィン側に回ったのが・・・。

 

       §ヤール、ネリス

       群島諸国連合の軍人さんたち、紋章砲を追いかけてました。

       ・・・・って、ねえ。

       150年前に、キリルが苦労して片付けたはずなのに・・・・残ってたんですか!?

       その後の、この2人のエピソードに拍手。ネリスさんは、ラスボス戦参加。

 

      §山賊トリオ

      偽王子のロイとくっついてる兄妹、フェイロンとフェイレン。

      フェイレンはロイに夢中なのに、ロイはリオンに・・・・三角関係。

      フェイロンの心中は、解りませんが。

      ロイが思ったより、使えなかった。(ファンの方、ごめんなさい)

      で、フェイレンのみラスダン参加。

 

      §三角関係

      ではないんですが、マリノはそう思い込んでるようですな。

      元逃亡闘技奴隷のベルクートさんに、惚れたのが宿屋のマリノ。

      おかげで騒ぎも起きましたが、後半加入のハヅキさんがベルクートさんに張り付いて。

      いや、彼女は剣の試合をしたいだけ(だと思う、恋愛音痴の管理人)なんですが。

      とても強くて素早いハヅキさんと、ヒーリングのマリノさんはラスボス戦行き。

 

      §キャザリー

      後半も後半、仲間になったんですが。

      魔法は何にも使えないけど、銃使いで強くて素早くて。

      美人・・・・・・・・で、ラスボス戦へ。(キャザリーとハヅキとイザベルは、ラスボス戦は危険。魔防が)

 

      §マクシミリアン・コンビ

      正義を旗印に突き進む、赤毛の美人。

      付き従うのは(明らかに)戦士の村の出身の、無口なハンサム。

      この2人の協力攻撃に惚れましたが、ラスダンまではコンビで。

      ラスボス戦は、イザベルさんのみ・・・・・・でも、無謀でした。魔防力が・・・・。

 

      

 

 

      今回、かなりやりこんだんでもっと沢山書きたいキャラがいますが。

      取り敢えずは、この辺りで。

      あ、もう一つ気になったこと。

      「1」「2」は中華風でした、町や住民。

      「4」「ラプソ」は西洋風でした、群島諸国だからか。

      で、今回。

      名前がイタリア風やらドイツ風がうろうろと、住民は西洋風。

      で、何故か王子の衣装が一部中華風。

      女王騎士が、ちょっと和風。

      混ざるんなら、群島諸国の方だと思うんですが・・・。

 

      おっと、最後まで辛口になってしまいました。

      また気がついたことがありましたら、書き込みに参ります。

      長文、お疲れ様でした。

 

                      2007/3/14      reiko              RPGメニューに戻る