幻想水滸伝3

 

       何を今更・・・・の「幻水3」ですが、以前プレイし始めて。

       なのに、ギブアップしてたんですね・・・再チャレンジでした。

 

       ええ・・・・面白かったです、はい。

       戦闘シーンに凝り過ぎてて、魔法の効果がもの凄く派手で、だから時間食ったりとか。

       一々、キャラが走っては攻撃したりとか、でまた時間食ったり。

       ポリゴンの3Dキャラ操作の、操作性がとても悪くて・・実際バグですね、左斜め上への移動が出来な

       かったり。

 

       とっても気の毒で、弱い天魁星だったり。

       しかも主役じゃなくて、3人の主人公は・・それぞれ他の宿星を持ってたり。

       「幻水」とは思えないあれやこれやもありましたが、面白かったのは事実です。

 

       久々に、睡眠時間削ってまでも、先が楽しみで進めてしまったのも事実です。

 

       なら、スタート早々・・・・文句ばっかりたれてるんじゃない、と突っ込んで見ましょうか。

 

 

       気を取り直して、ストーリーから。

       6クラン(部族)で構成された、グラスランド。

       商業の都として発展した、ゼクセン。

       古くからの伝統と謎に満ちた、神聖ハルモニア。

 

       主人公達は、この3つの国々(?)の一員で。

       ええ、今回・・・主人公は複数です。

 

       6クランの内、カラヤクランの族長(ルシア)の息子、ヒューゴ。

       ゼクセンの騎士団、騎士団長のクリス。

       ハルモニアの国境守備隊の傭兵、ゲド。

 

       3人それぞれの視点から、話を進めていくと。

       元々争いの絶えなかった、ゼクセンとグラスランド。

       停戦協定を結ぶことになりましたが、何故かそこに裏切りが。

       火種は、逆に煽られて・・大きくなっていきます。

       カラヤは焼かれ、親友を殺されたヒューゴ。

       殺したのは、騎士団のクリス。

 

       一方、傭兵のゲドは・・・・・50年前に活躍した、炎の英雄の捜索を命じられ。

 

       そんなところから、話は進みますが。

       争いの火種があちこちで上がるたび、聡い者立ちは・・何かの作為を感じ始めます。

       そして3人の運命は、絡みあい・・・・・・・。

 

       50年前の炎の英雄が残した意志と、真の火の紋章の継承が行われるのです。

 

       何者かの悪意から彼らの住む地と、大切な人々を守ろうと。

       主人公3人と、集まった宿星たちの戦いが始まる・・・・。

 

       こう書いて来ると、壮大だなー!!

 

 

       システム的には、かなり凝ってまして。

       戦闘システムは、2人1組のバディ制・・・・・・一人分しか、コマンド入力できません。

       下手にバディを組むと、一人が一生懸命動いてるのに。

       もう一人は、防御しかしてくれなかったり。

 

       でもって、実際の戦闘ではこうなるだろうという。

       まあ、RPGの戦闘は・・・・速の値の高い順に行動、サっと動いて攻撃とか魔法。

       でもって、またもやサっと戻る・・・・・これが普通ですが。

       今回は・・・・・・。

 

       行動距離も決まってまして(各キャラ、それぞれ)、1ターンで移動できる距離も設定。

       直接攻撃を支持すると、移動できる距離に応じてキャラが走ります。

       走って敵の近くまで行って、そこで攻撃。

       いや・・・良く出来てるし、面白いには面白いんですが。

       

       時間がかかる・・・・・・・。

 

       魔法の、場面効果もとても凄くて派手で・・・・・時間がかかる。

       最初は喜んでたんですが、そのうち・・・飽きる。

 

       ちなみに、敵の攻撃の効果も・・・同じようなもんです。

 

       同じ3Dの「4」のサクサク感、「5」の中庸をとったソコソコ感。

       苦労が忍ばれます、スタッフの・・・・・・でも文句たれます、プレイヤーなのです。

 

       チラっと書き込みましたが、主人公は3人プラス3人・・・何のこっちゃ。

       メインの3人が、プレイヤーキャラとしてもメインですので。

       最初の3章は、それぞれのキャラのストーリーを進め、ついでにもう一人の2章も進め。

       4章で統合、3人の内の誰をメインに進めるか・・・ここで決めることに。

 

       最初の3章で、チマチマと3人(プラス1人)揃えつつ進んでたら。

       ストーリーが絡まりあってるところは、面白いんですが・・・誰が何やってたか、忘れたり。

       視点がコロコロ変わってますので、でもって・・・・・主人公が喋る。

       いや、今までの・・・その後の「幻水」では、主人公は選択肢以外喋らないので。

       プレイヤーは色々と妄想できるんですが、「3」では・・・主人公達の性格が決定されてるんで。

       

       その辺が、つまらない・・と言う方もいらっしゃるでしょう。

 

       でもって、フィールドでの移動なのですが。

       これがねえ・・・・・・・・視点がいきなり、変わったりしてくれて。

       以後出来るように、つーか・・・・・アクションゲームなどでは当たり前の。

       プレイヤーが右アナログスティックで、視点切り替える・・ってのが出来なくて。

       かーなーり・・・・・・ストレス。

       見えねーよ!!!!等と、わめいておりました。

 

       3D酔いしやすい方、要注意です。

 

       ちなみに、勝手に動き回り走り回る、戦闘画面。

       ここも、騎士の馬に隠れて敵が見えなかったり。

       ラスボス戦、味方の魔法のエフェクトに隠れて、直接攻撃してる連中が見えなかったり。

       うーーーーん、視点って・・・・大事ね。

 

       幻水名物の、一騎打ちは・・ありがたいことに、変更なし。

 

       が、集団戦闘が・・・・・・・。

       戦闘態勢に入った集団は、その後逃げるか(追い討ちの危険あり)もしくは戦闘に入るんですが。

       この戦闘が、通常戦闘の縮小版。

       攻撃のコマンド入れた後は、自動で殴り合いが始まる・・・ので。

       ここでの戦闘員になるメンバーの、レベルとスキルと武器は、鍛えとかなきゃなりません。

 

       鍛冶貧乏・・・・・・・再び(何度目だ?!)

       スキルも、敵を倒してスキルポイント奪って、スキル上げますが。

       魔法も、ここでスキル上げておかないと、実戦での詠唱が遅くなったり効果が低くなったり。

       「5」では改善されて、不必要なポイントは共通に回せるようになってましたが、それが無かったんで。

       終わった時、ヒューゴなんか・・・ポイント2000くらい余ってましたね。

 

       システム、凝ってて面白いんですが・・・・・・手間隙、かかりすぎかも。

 

       と、まあブータレてますが・・・・正直、睡眠時間削ってまでプレイしたのは、久々です。

       面白かったんですわ・・・・・・・ラストは、ともかく。(これについては、最後にちょっと)

 

       さてと、キャラ語り。

 

       ・ヒューゴ

        主人公の1人(つーか、デフォでこの子が主人公かな?)で、カラヤクランの族長の息子。

        真っ直ぐで、好感のもてる・・・まあ、何だ本来なら天魁星だな。

        魔法も、剣も充分にバランスがとれているので、使いやすかった主人公。

        お母さんは、「2」にご出演のルシア・・・あの直情径行娘が、立派な母に。

        で、お父さんは・・・誰?

 

       ・ゲド

        これまた主人公の一人、ハルモニアの国境警備隊の傭兵。

        影のある、おっさんで・・・・・・嫌いじゃないけど「幻水」のタイプではないような。

        傭兵なんだから、きっと直接攻撃が凄いんだろう・・と言う期待を綺麗に裏切ってくれて。

        直接攻撃、スカリっぱなしてくれて・・・・・・最後は、真の雷だけ使わせました。

        雷オヤジと、呼んでます管理人・・・・ゴメン。

 

       ・クリス

        主人公の一人で、ゼクセン騎士団の団長でゼクセンでは英雄ですね。

        生真面目なんで、そんな風に呼ばれること自体・・・好きではないようです、真面目な美女。

        騎士なんだから、きっと直接攻撃が凄いんだろう・・と思ったら、実際そうでした。

        ただし・・・魔法は、まるで駄目・・・あう、使いづらい。

        行方不明の父を探して、何千里・・に途中なりそうでした。

 

       ・トーマス

        主人公の・・・一人、なんだろうか?

        でもこの子が、天魁星なんですよね。いや素直で一生懸命、確かに天魁星。

        お城を守る為に奮闘して、でもって本拠地として提供してくれて。

        もうちょっとイベントがあっても、良かったんでないかい?

        一生懸命レベル上げて、真の水の紋章取り返しグループに入れるも、気絶。

 

       ・シーザーとアップル

        お騒がせシルバーバーグは、ここ(3)でも元気です。

        かったるそうに、でも元気に引っ掻き回してくれてます。

        でもって、先代のシルバーバーグ(珍しくも性格良し)に薫陶を受けた、アップル。

        「1」「2」を経て、いい女になりました。

        2人とも、チュートリアル以外殆ど目立たず。

        シーザーは、もうちょっとイベントが欲しかった・・・いや、誰ととは言わないが・・。

 

       ・ジョー軍曹とフーバー

        ヒューゴ・グループのアヒルとグリフォン。

        ジョー軍曹のステータスはともかく(爆)、アヒル一族の癒しにメロメロでした。

        でもって、フーバー・・・・・ヒューゴとのライドオンが、強いの何のって。

        真の紋章取り返しクループ入り、ラスボス戦は・・・・ゴメン。

        毎度のことですが、非人間系のキャラが最高ですね「幻水」シリーズ。

 

       ・ジョーカーとアイラ

        ゲド・グループの、とてもお役立ちの魔法使用者2名。

        ジョーカーは傭兵仲間、アイラはカラヤ・クランを焼きだされた後にゲドに合流。

        気が強いけど、可愛い女の子は・・好きです。

        おじさんでも、戦闘に役立つおじさんは・・大好きです。

        ジョーカーの火魔法の攻撃の早さと、アイラの土魔法の発動の早さに助けられました。

        いや、私・・・・普段はどんなRPGでも、補助系の魔法は使わないんですが。

        今回、土魔法使いまくり・・・・・・でないと、やばかったんです何故か。

        2人揃って、真の紋章取り返しグループへ。

 

       ・騎士団連中

        レオ、攻撃力最高、のろさも最高、多分人格者。

        サロメ、使ってないのでわかりません、性格のいい(役に立たない)参謀。

        ボルス、攻撃力はそこそこだけど、登場の時の人種差別発言で最後までハブった。

        ロラン、エルフなのに・・・・速さと魔法が・・・・・・なので、使えなかった。

        パーシヴァル、好みだけど・・・・・ステータスがあまりに平凡で。

        要は・・・騎士団、私にとっては使用不可。

 

       ・ジョアンとエミリー

        言わずと知れた、「3」の武道家コンビ。

        私、RPG系で力押しキャラは、滅多には使わないんですが。魔法系に弱いし。

        が、しかし・・・この2人。

        あまりの強さに、惚れました・・・・・敵の魔法が当たる前に、敵を片付ける強さと速さ。

        この2人がいなかったら、苦戦したでしょう・・・とか言いつつ、「1」に出演してたはずのエミリーの

        母親ロニー・ベル、まるで記憶にございませんです。

        真の紋章取り戻しに加えて、ラスボス戦も参加。

        タコ殴りで、ラスボスを倒した2人組です。

 

       ・メルとネイ

        目立った2人ではないのですがね、何気に使えちゃったりして。

        メルは、初期のトーマス編で、一人で頑張ってくれた子で。雷魔法が強いの何の。

        ネイは、大道芸人トリオの一角。大人しげな雰囲気なのに、攻撃力もそこそこ。

        加えて、補助魔法と回復魔法のエキスパート。

        なので、メルは真の水の紋章取り戻しグループへ。

        ネイは、真の火の紋章取戻しから、ラスボス戦へ。

 

       ・エステラとジーン

        幻水には必ず1名、魔法の大家がいらっしゃいますね。

        今回、火魔法のエステラさん。

        でもって、雷魔法のジーンさんは・・・・・今回は集団戦闘だけですか、そうですか。

        「5」では彼女、通常戦闘グループに入ってたが、「1」では入ってなかった。

        そこの15年で、何かがあったのか・・・・・・・欲しかったな、彼女。

        代わりに活躍、エステラさん。露出度も、いい勝負でした・・・・・勿論、能力もです。

        真の雷取戻しから、ラスボス戦へ。

 

       ・ムーアとトワイキン

        とってもお世話になりました、鉄壁コンビ。

        ホタルの紋章つけて、敵の注目を一身に集め、攻撃も集めて・・・・ダメージ一桁。

        集団戦闘は、この2人のおかげで・・・・特に後半、とても楽しました。

        いや、ホタルも・・・何時もは使わないんですがね、今回は必要だったのよ。

        そんなわけで、2人とも真の紋章取り戻しまで、お付き合いいただきました。

        髭のおじさまとドゥワーフ、頼もしいったらありゃしない。

 

 

 

       さて、ここからが裏(?)の主人公達になります。

       加えて、少々辛口に・・・・・・・ファンの方は、引き返して下さいませ。

 

       ・ルック

        破壊者になろうとして、なりきれなかった・・・元こまっしゃくれたガキ。

        「1」では毎度育て損なって、石版のお守だけで。

        「2」では毎度育ちあがって、逃亡イベントにもお付き合い頂いてますが。

        そのイベントで、困ったくらい・・・いい奴だと、証明してくれてますが。

        今回ねえ・・・・何を焦ったやら、碌でもないことを企んで。

        人類の為なら、多少は人間が死んでも仕方ない、とか言うテロリストのおきまり文句を持ち出し。

        でもって、大騒ぎを起こした結果・・・・・・・・悪になりきれずに、自滅。

        それでもね、管理人・・・・・ルックは嫌いにはなれません、困った子だとは思いますがね。

 

       ・セラ

        ルックとの関係は、ちょっとぼかされてますが・・・・・ハルモニアを出てくるときに、神殿から浚って

        来られたようですね。

        ルックしか見えてません、何があってもついていきます・・・・あり?このパターン、どこかで・・。

        「5」のリオン・・・・・・。

        まあね、リオンとの違いは・・・・・・行き先が間違ってても、ついて行ってしまうところでしょうね。

        リオンは、王子の行き先が間違ってたら、蹴り入れてきそうだし・・・。

        話を戻して・・・・・けなげではかなくて、魔法がとっても強くて。

        ルックに利用されるだけだったとしても、気にしないでついていきそうな子ですね。

        実際、最後の最後まで・・・・・ルックの側にいたんですから。

        彼女の存在は、ルックを少しでも救えたのだろうか・・・・・。

 

       ・ユーバーとアルベルト

        人外と、お騒がせシルバーバーグの組み合わせ。

        ユーバーがこっちにいたのは、多分破滅を面白がってだろうな。

        ペシュメルガは、どうしてるんだろう・・・・・・。

        アルベルトがこっちにいたのは、何でなんでしょうね・・・・・。

        シルバーバーグの人間の、考えることはわかりません。

 

 

       さて、私にとってのラスボス・・・。

       ・レックナート

        「4」が事始で、その時にも「罰紋」について4主に、殆ど脅迫めいたことを言ってくれたんで。

        これは要注意、と思ってたんですが。

        「1」・・・だったかな、「どんなに無力に思えても、人は意味無き存在ではありません」とか言って。

        まあ・・・これなら・・・・・・。

        そしたら、今回・・・・・ラストのまたラストで、私をイラっとさせることを。

        「私があなたを許します・・・」

 

        あのねえ・・・・何も出来ない、見守ることしか・・・自分で明言してるでしょう。

        何も出来ない奴が、口出すんじゃありません!!!

        許してくれんで・・・いいわい!!

        6人目の主人公ルック編プレイ後の、タイトルロールの後のエピソード。

        あれのおかげで、2周目プレイの気力を無くしました、私。

        でもって、レックナート・・・排斥運動を起こしたくなりました。

 

        

       と愚痴になったところで、一応終了。

       気を悪くした方、ごめんなさい。

       人の数だけ、好みがあるんです・・・・・・・。                        2008/4/30

 

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