遙かなる時空の中で4

 

     今更ながら、「遙か4」レビューです。

     もうレビューもへったくれも、ないんですがね・・・時期的に。(力ない笑い)

     でも、感想文は・・・書かなきゃね。^^

 

     えー、なんでこうもプレイが遅れたかと言いますと、管理人の激貧乏の所為です。

     ソフトが出ても、買えなかったんです。でもってそのうち、プレイなさった皆様が。

     辛口批評が、とても多かったので・・・・・「手の届かないブドウは酸っぱいんだい!」

     イソップのカラスを気取っておりました・・・・が、そこを見越してくださったA様。

     プレイは終わったので、とソフトをお貸しくださいまして。

 

     この場を借りまして、もう一度・・・・・感謝の念を。 

     有難うございました!!

 

 

     さて、いざプレイ。

     正直、耳に入ってくるのは・・・辛口のご批評ばかり。

     かの「幻水4」のように、(4作目の、呪い?)いい噂は聞いておりませんでした。

 

     ので、期待せずに・・・・・始めます。

     ま、これが・・・・・結構、遅れたプレイのプラス点にはなるのですがね。

 

     えー、ストーリーは・・・。

     普通の高校生の主人公・・・・・。

 

     普通?小さい頃の記憶が無くて、同級生(♂)と学校の先生(♂)と同居生活・・普通?

 

     早くも突っ込みの嵐ですが、笑えるので許す。

     ある日の夕方、逢う魔が時・・・・・。

     怪しい男(怪しいよ、キッパリ)出会い、時空の狭間に流されて。

 

     気がついてみれば、超過去か超未来か。

     豊葦原の中つ国、現在常世の国に征服されてるとか言う異世界に、流されておりました。

 

     で、実は彼女・・・・・全滅したはずの中つ国の、唯一残った王族の姫。

     二ノ姫だと言われ、でもって中つ国の残党を率いて常世と戦ってくれと言われ。

 

     ああ、この辺りで管理人・・・・・RPGだわと、しみじみ呟いておりました。

     当たり前の生活してた主人公が、ある日いきなり・・・・・勇者になる、RPGの王道。

     なので、早くもこの辺りで・・・これはRPGなのだと、気持ちを切り替えましたね。

 

     戻しまして・・・・。

     ストーリーを進め、主要キャラとのストーリーも進めていると。

     隠されていた、もしくは主人公の・・・・・無くされた記憶の断片が、浮かび上がってくる。(RPGだ)

     征服された中つ国が、完全な被害者ではなく。

     それだけのことを、過去・・・・常世の国に圧制をしいてたとか・・・・。

     かーなーりー、現実的なシビアなストーリーです。(RPGだよ)

 

     そして、真の敵は・・・・・・・常世の国でも、その皇でもなく。

     実は・・・・・・・。

 

 

     完っっっ壁に、RPGですな・・・仕立て方が。

 

 

     その割に、村とか部屋の中のデザインが、どこに行っても同じだったりの手抜きは。

     RPGには、許されませんことよ。

 

     まあ、こんな大河ドラマをやっていたんで・・・・・肝心の(はずの)恋愛が、ちょっと寂しく。

     大体が・・・・。

 

     「1」では、京の都限定。鬼と人との覇権争い、敵ボスアクラム。

 

     「2」では、京の都限定。敵はちょっとはっきりしないけど、味方も信用してくれないけど。敵ボスアクラム。

 

     「3」では、あちこちうろついたけど。敵は怨霊を作り出す、平家。怨霊作らないなら、和議を結んで。

        四の五の言っても、お家とお家の争い。

 

 

     まあ、それが・・・・・・国単位の、しかも為政者としての目を求められる主人公。

     世界観、大きくなりすぎて・・・・・恋愛ゲームに収まらなかったか・・・。

     もうね、大団円状態の時のBGMは、アンジェ状態(宇宙状態)の規模でしたからね。

     なーんて、あれこれ考察は・・・・後にして。

 

 

     戦闘システム、1対1のガチバトル。

     1人につき、1体の怨霊?モンス?敵兵が割り当てられ。

     自分のノルマを終えたら、他のメンバーの所に駆けつけられます。

     もしくは、誰かが来てくれます・・・・・・で、来た順に・・・親密度が上がる。

 

     コマンド入力は、主人公のところしか出来ません。ご一緒に戦ってるメンバーは、簡単な指示のみ。 

     「状況を見て、自分で」とか「全力で敵を倒して」とか「回復とか補助に徹して」とか。

     テイルズ・シリーズの感じですか、あれを簡単にしたような感じ。

     なので、時々・・・・・碌でもないことをしでかしてくださるお方も、いらっしゃいます。

 

     誰とは言わんが・・・・・体力の残りも考えず、体力削る技連発する人とか。次のターンの攻撃力が下がる

     のに、雑魚敵に大技使う奴とか。気力の残りも考えず、術を連発する奴とか。

 

     1周目は・・・・・泣けます、自滅してくれたキャラもいましたし。

     

     ま、この自動もね・・・・ある意味楽です。

     だって、全部入力してたら・・・時間かかって仕方ないし・・・・(怠け者)。

 

     全体攻撃用の術が、最初は少ないので。しかも気力使いまくるので、結構最初はRPGで楽しめますね。

     「3」は、一番楽だったかも。

 

     あー、システム的には・・・とても楽しめましたがね。

     戦闘開始直後に、「この敵、嫌い」とかぶーたれるのは・・・止めて欲しいんですが。

     でもって、術の発動時に。世間話しながら、大技の術を発動って・・・どうよ?

     しかも、こんなところで・・・声がついているので、時間食います。スキップしましょ・・・・(ため息)。

 

     ちなみに、当局でのPT・・・。

 

     ・お役立ち(特にプレイ初期)

      風早、那岐、遠夜のトリオ。

      回復も持ってるし、風早と那岐で全体攻撃できるし。遠夜は補助関係が得意なので、ステが上がって

      いない初期のボス戦では、お世話になりました・・・・が。

      時々3人で、回復もしくは浄化の掛け合いして。戦ってるのが、主人公だけだった・・実話です。

 

     ・役に立ちそうで・・・立たない(特に、1周目)

      忍人、アシュヴィン、布都彦の力技トリオ。

      あー何だ・・・・・雑魚敵相手に体力気力使って、大技かました挙句。肝心のボスに行き着いたときには、

      気力体力切れで、自滅・・・・・・。特に・・忍人さんの葛根湯・・・じゃなくて、破魂刀。

 

     ・トリッキーなので、使い方は・・・・2周目からは遊べる

      柊、サザキのコンビ。

      柊はともかく、サザキは力系かと思ったら・・・・・トリック系だった。

      初期プレイで下手に使うと、死ねます。

 

     ・便利な召喚

      シャニ・・・・主人公が、瘴気耐性持って無いので。敵を通常攻撃にするこの子、使えました。

      リブ・・・・・自動で、体力回復。プレイ初期にはお役立ち。

 

     戻しまして・・・・。

     主人公の属性が、結構大事ですので・・・・・ご注意。

     「1」で土、「2」「3」で水、今回は土・・・・・・参考文献、教えてください・・・・。

     それゆえに下手するとうちの、初期メンバー・・・・・土だらけになりました。(泣)

     ただし、親切設計なので。新しいロードでは、属性も主人公の名前も変えられる。

     面倒なので、変えてませんです。

 

 

     さて、恒例のキャラ語り・・・・・・・後、考察などに行きます。

 

     順番なんですが、あーーーーー。一応、取説の・・・・つまり多分今回の四神で。

 

 

 

     ☆風早・・・・・多分天の青龍、声は歴代地の白虎

 

      主人公の保護者ポジションで、学校の先生。管理人のイメージは、癒しの風早。

      しかしてその実体は・・・・・・・麒麟でした。

      麒麟の恩返しを、実行した風早。どうやらこの人がデフォのようで、攻略には時間がかかります。

      穏やかな恋愛、と思いきや・・・・・・偉いこっちゃの走り回りですが、それだけの価値ありです。

      時空、いじりすぎて・・・大丈夫なのか、竜神?人外が多いメインキャラですが、この人格別。

      恋愛ED後の、大団円の章で話しかけると・・・・・また楽しい。

      保護者兼、兄兼、父親兼従者・・・・・後、恋人(////)。

 

 

     ☆アシュヴィン・・・多分地の青龍、声は歴代地の玄武

 

      敵国、常世の第2皇子で敵味方ポジション。

      かなり美味しい役どころなのに、場合(恋愛相手)によっては・・・・無視されます。

      あーつまり、途中で消えます、生死不明・・・最後まで不明。

      俺が一番偉くて強い、俺様タイプですが・・・妙に純なところがあったり。

      地の青龍には、何時だって神子様強気に出ていいのです。

      ところで、あの尻尾・・・もとい、三つ編み。自分で編んでいるのでしょうか?

 

 

     ☆サザキ・・・・・多分天の朱雀、声は歴代地の青龍

 

      日向の一族のやんちゃな・・・・31歳・・・嘘だろ・・・・。

      翼持つ、まつろわぬ一族の一応親分・・・・・族長?とりあえず・・・山賊(当人曰く、海賊)。

      ムードメーカーで、明るくて。この人と恋愛してると、お空の散歩が出来るのです。

      でもって、恋愛物の王道。お姫様抱っことか、塔に閉じ込められた姫になって助けられたりとか。

      特典満載・・・なのに、ロマンティックにはならないのは・・・何故だろう。

      翼が・・・欲しい・・・思わず歌ってしまう、サザキ・ルート。

 

 

     ☆那岐・・・・・・多分地の朱雀、声は・・・・ああ、この人だけ声がノーシャッフル歴代地の朱雀。

 

      生まれとかあれこれで、すっかりひねてしまった17歳。

      主人公と、高校で同級生プラス・・・家で同居人やってます。

      面倒だ面倒だと、愚痴が多いのですが。でもってこう言うタイプ、本来筆者は好きでは無い・・はず。

      なのに、なんででしょうね・・・・・今回は、このスネオにやたら惹かれましてね。

      ルートに入ってからの、妙なツッパリにも惹かれましてね。一緒に死んだスチルが、綺麗で・・(アホ!)

      戦闘では、役に立つし・・・って・・・・やはりそこか、私の価値基準。

 

 

     ☆布都彦・・・・多分天の白虎、声は歴代天の玄武

 

      なんつーか、真っ直ぐで義務感強くて。でもって姫様第一で、恋情と義務感の板ばさみ。

      お兄ちゃんが、一ノ姫と出奔したおかげで・・・・一族追放・・・・・。

      そして当人は、妹姫に惚れる・・・わけで、因果は巡る火の車・・・。

      がしかし・・・そんなことより管理人、声と性格と台詞と槍で。

      某アクションゲームのキャラを思い出す羽目になって、もう・・・・すみません笑いっぱなしました。

      まあ何だ、青春だわな・・・・・・。渾身の一撃・・・・場合によっては、使用後に大変なことに。

 

 

     ☆柊・・・・・・多分地の白虎、声は歴代天の青龍

 

      「1」と「2」では、可愛い星の姫に召喚され。「3」では、可愛い白龍に召喚された歴代神子様方。

      今回は、この怪しいお兄さんに・・・・異界に飛ばされました。

      登場からして、怪しい。ひたすら警戒した、うちの姫様ですが。

      どこかで妥協して、信用してやらないと・・・・恋愛に失敗します。

      ちなみに管理人、こういうタイプは・・・「我が君」を初めとする台詞の数々で笑わせてくれるので、大好

      物なのです。

      しかしなあ、先が見えるって・・でもって、それが現実になるって解ってるって。つらいだろう・・・。

 

 

     ☆遠夜・・・・・多分天の玄武、声は歴代天の朱雀

 

      綺麗だ・・・何しろ、綺麗・・・・・面食いの管理人の趣味に、フィットしましたこのビジュアル。

      でもって、人外で言葉が足らなくて・・・純粋。

      初代、地の玄武にメロメロだった管理人としましては、一撃で撃墜されました。

      あまりの純粋さと、その台詞の数々に・・・・他のメンバーのルートをやってるのが・・気が刺して。

      大人って・・汚い・・・・などと呟きつつ、プレイしておりましたです。

      吾妹(わぎも)・・・吾が妹背・・・・カタカナで「ワギモ」と聞くと、「ギズモ」とか・・・?

      生まれ変わり伝説・・・・・・王道かも。

      攻撃力には、期待してはいけませんです。補助系は、おまかせですな彼に。

 

 

     ☆忍人・・・・・多分地の玄武、声は歴代天の白虎

 

      若き、中つ国の将軍で。自分にも他人にも厳しい人・・・・・・で、主人公もしごかれますが。

      その割に、計算もせずに葛根湯・・もとい、破魂刀で自滅しまくった人。

      土蜘蛛の裏切りで、中つ国の破滅を招いたのがトラウマで、最初は遠夜に疑いを。

      攻撃力はピカイチなんですが、危なくて・・・自滅が・・・・。初期プレイでは余り出しませんでしたね。

      死亡フラグは、消えません。

      で、何ゆえ姫様・・・彼に対してだけは、敬語なんだろう?

 

 

     サブキャラも、ちょっと。(サブキャラEDしたら、大団円の章を見ましょうね)

 

     ・ナーサティア

      常世の皇の長男ですな、アシュの兄貴。冷酷な為政者でありながら、無邪気な二ノ姫の眼差しに。

      つい・・・・・情が・・・・・・。因果は、巡って・・・助けた姫に、討ち取られました。

      風早EDでのみ、助けられます・・・・シクシクシク・・・・。

 

     ・シャニ

      常世の皇の3男坊、アシュの弟。おっとりしてるようで、かなり鋭いお子様です。

 

     ・ムドガラ

      常世の将軍で、武人。漢です、真の漢。管理人、おじ様苦手なんですが・・惚れました。

 

     ・リブ

      アシュの参謀、軍師(?)。ふんわりしてるようで、実は結構怖い奴。この人のルートだと、戦闘が1回

      少なくて済む。

 

     ・カリガネ

      日向の民、翼ある一族の・・サザキの参謀、相棒、食事係・・・・・トラウマ抱えて、飛べなくなった渡り鳥。

 

     ・夕霧

      途中で拾った、一般ピープルのお姉さま。実は男だったと・・・常世の領主の圧制で、男達が捕らえられ

      ていたので、女装して逃れてた・・・・・・。トリッキーな人物、掘り下げて欲しいな。

 

     ・大伴道臣

      常世の国の圧制に反した、中つ国の残党を率いていた・・・・んですが、争いはお嫌いらしい。

 

     ・サブキャラじゃないけど、白龍と黒龍

      「1」「2」では、威厳のある優しい神様で。願いを3つ、聞いてくれたり。

      「3」では、可愛さ爆発で・・・ああ、それなのに・・・・・・。

      まあ、神様。人間は玩具と思ってるし、祟るし、わがままで・・・今回の方がリアルなんですがね。

      「3」のインパクトが強かったので・・・一言・・・かーいくない・・・・と。

 

 

     ま、こんなところで・・・・・。

     でもってですね、ここから下は・・・・管理人の考察と言うか、まあ感想と言うか。

     長くなりそうですし、主観だけですので・・・・・ブラウザバックでお戻りになるのが、よろしいかも。

 

     ええもう、主観だけで・・・考察です。

 

 

 

     遅れてプレイいたしましたので、攻略以外のレビューなどはあちらこちらのサイト様で拝読しておりました

     で、よく見かけましたのが・・・・・「キャラの掘り下げが、浅い」「キャラが出来ていない」

     「遙か」のシリーズとはいえない・・などでした。

 

     が、愚考いたしますに・・・・・キャラは、ゲームキャラは・・・・最初の作品では、設定は甘いものです。

     「1」にしましても、発売以降・・・CDに舞台に外伝にと、掘り下げられてきましたものの。

     ゲーム自体では、それほどにキャラの細かい設定は見られなかったと思うのです。

 

     どうも、主人公の設定に・・・問題ありかも・・・などと思ったり。

     で、以下主人公の設定についての、考察。

 

 

     ネオロマのシリーズでは、主人公=プレイヤーの図式が初代アンジェから守られてきました。

     一人称のゲームスタイル、とでも言えばいいのでしょうか。

 

     同じ恋愛ゲームでも、小説を読むような感じの・・・・・主人公にあまり同化しないタイプのものもありますが

     、ネオロマの場合は・・・一人称だったわけです。

 

     RPG等でも、主人公の性格は曖昧なまま。命名もプレイヤー、台詞も殆ど無し。

     もしくは、性格設定作り上げられて、名前も決められて。

     プレイヤーの好みですがね、どちらのゲームに行くかは・・・・・・。

     話がそれた・・・・・。

 

 

     「アンジェ」シリーズ、「コルダ」「遙か1」「遙か2」・・・・明らかに、プレイヤー同化タイプの主人公でした。

     「遙か3」で、少々・・・・・主人公の設定が、ハッキリしまして。

     ただし、「3」の場合。主要キャラが、歴史上の人物だったわけで。

     その分、予備知識がプレイヤーにもありましたから、キャラ全体が濃くなっていたかと。

     なので、主人公が今までとちょっと違った設定になっていても、負けていなかったのでは。

 

 

     で「4」・・・・・・。

     この神子様、名前入力はプレイヤーが出来るものの。

     設定が、細かくされているようで・・・まずここで、感情移入が出来づらくなったのではないでしょうかね?

 

     そして、このゲームの神子様には・・・・・異常なほどに自由が無い。

     「アンジェ」でも「コルダ」でも、これまでの「遙か」でも。

     主人公=プレイヤーの裁量で。

     残留ED、ノーマルED、バッドED、帰還ED・・・・ギリギリまで、プレイヤーが決定できたものを。

     今回は・・・・・バッドEDで、世界が崩壊したり。バッドEDのシビアさは、かなりのもの。

 

 

     例えば、これまでなら・・・後に「龍神を呼ぼう、あの人を助ける為に」になってとしても。

     最初は神子様方、元の世界に戻る為に・・・頑張って、怨霊を封じたり戦ったりしていたわけで。

     なのに・・・・・・。

 

     その「元の世界に戻る」と言う、取引材料(?)も・・・・・封じられてるわけです

     導入部で、帰れないことを明言されちゃってます。バッドEDで、帰れることがあったとしても・・。

     では何の為に・・・・主人公は頑張るのか・・・・・。

     生き残るため、にしては危機感はまだ少ないし・・・・・・。

 

 

     そして、女の子なら一度は憧れる、「姫」の称号ですが。

     これも、憧れるのは・・・「姫」の権利で、義務ではないはず。

     この主人公、千尋ちゃん・・・・・「姫」と呼ばれて、その義務だけを背負わされて。

     それを一生懸命・・・・・やるか、普通???

     この子、姫としての権利は何も楽しんでないはず。

 

     幾ら彼女が・・・「責任感が強い」by風早・・・だとしても。

     出会ったばかりの、記憶も無い国と民のため・・命張って、根性入れるか?

 

 

     この姫様、「3」の望美ちゃんと比べても・・・・行動の男前さは、負けずとも劣らずですが。

     そんな風に自由を奪われ、神様の手の平で転がされてるわけで。

     自力で歴史を代えてる「3」の神子様に比べると、やはり・・・弱い。

 

     はっきり言って、「4」の方がリアルです・・・「3」は夢です。

     でも人間、姫様願望と並んで・・・・・・勇者なら、神様運命打ち破って・・・・の願望もあるわけです。

     だから、ゲームするんだし。

 

     管理人は、1章のあたりで・・・一昔前のRPGのプレイ気分に切り替えました。

 

     ある日突然「あなたは勇者です、世界を救ってください」、そう言われて世界を救う旅に出た勇者達。

     初期RPGにはたくさんいましたが、現在では・・・・・・絶滅危惧種、貴重品です。

     そうしてプレイしていくと、今度は・・・・・。

 

     勇者なのだけれど・・・・・打ち破り願望は、満たされない

     これでは感情移入も、難しいのではないでしょうかね。

 

 

     「遙か」の名前を冠するには、いささかあれこれ欲張りすぎて。

     別シリーズにするには、いささか勇気が無くて。

     RPGと謳うには、システムが甘いしリアリティがありすぎ。

 

 

     管理人、ゲームとしてはこの作品・・・・とても楽しんでプレイしました。

     世界の設定など、とても面白く。

     しかも、人物の書き込み方などリアリティもあり。

     国同士の争いにも、どちらかが完全な悪と言うわけでなく。互いに理由があってのことだった、など。

     かなり良く出来ていると、思うのです。

     台詞にも、含蓄があり・・・・まあ、17歳の言うことじゃないな・・・なんてのもありましたが。

 

 

     あえて言うなら・・・・・中途半端になってしまった、可愛そうな恋愛ゲーム・・とでも。

     製作者側が、もう一歩勇気を出したなら・・・・・恋愛アドベンチャーRPGで、いい線行った筈。

     今更、言っても仕方ないことですがね・・・・・。

 

 

 

     ここまでお読みいただきました方、お疲れ様でした。

     言いたい放題でしたので、腹立てた方・・・ごめんなさい、です。

     ありがとうございました。

                                    2008/12/21       遙かの部屋に戻る