§リプルの卵
やっとお引越しです。
乙女ゲームとしては、とても王道を貫いているソフトだと思いました。
舞台は架空の国、魔法や妖精が当たり前の世界で、宮廷魔術師（リプル）の見習いが、主人公。
悪い魔法で眠らされた、眠りの森の美女ならぬ、王子様を目覚めさせるという設定。
足りない魔力を補ってくれる、同盟国の王子が６人。師匠で、今はやはり魔法でアヒルにされた
リプル。計８人が恋愛対象になってます。
ライバルのルチルとその師匠のデーナ。１０日に１回カードバトルをしながら、魔力を高めて行き
ます。
王子達の部屋で、魔法の力を分けてもらい魔法石に力が貯まると、カードがレベルアップ。
ついでに王子達の親密度も、レベルアップ。
王道の、育成恋愛シュミレーションですな。
でも外道プレイヤーの管理人、カードのレベルが３になってミックスカードが出来たら、王子達
の部屋では無く中庭に行って修練でレベル上げしてました。ミックスカードは修練でないと、レベル
上がらないし。
１日の行動回数が１回のみなんで、さっさと話が進みますが、元祖乙女ゲームと同じく親密度が
上がるイコールお誘いが増える。ボケっとデートばかりしていると、バトルでえらい目に合います。
このバトルがEDに関わってくるので、そうそう負けるわけにも行かず序盤は苦労することも。
セーブ、ロードは乙女ゲームの必需品（笑）
有難いことに、バトル直前セーブが出来るので負けたら即Uターン出来ます。
朝のお誘いに、居留守コマンドが無いのがちょっと困りもの。お手伝い妖精、勝手にドア開ける
んじゃ無い！叫んでも勝手に敵（？）は入ってきます。
断れば帰ってくれるものの、次に親密度が高い王子が即やってくる。外で待ち構えてたんかい。
３人くらい来ます。根負けします。
同時進行で親密度上げしていると、王子２人か３人のイベントが起きるんですが、場合によっては
主人公放って話が進む。何やら王子達の確執を垣間見てる気がしたり。管理人、オバサンですの
で勘ぐってしまうではありませんか。
眠り続けのレグ王子とも恋愛可能で、これがバトルの勝敗に関わってくるんでレグ狙いの時は
早めに６勝しないと後が大変。６勝後に、レグ王子の部屋に通えるようになるんですが、他の
王子達が途中で待ち構えてて誘いをかけてきます。ここで断れるような性格してたら、恋愛ゲーム
やってませんわ。お付き合いOKすると、色々レグの話をしてくれますが、これも何やら裏読み
出来そうな話もあったり。
私はこのエピソード全員出しましたが、これがレグ王子の攻略に関わっているかどうかは、未確認
です。
後半はイベントてんこ盛り状態に。各王子のデートイベントもそうですし、日常イベント等いい加減
どちら様も親密度が上がっているので、出まくります。
見たくなければ、毎日庭で修練するコマンド選んでればサクサク進みますが（勿体無い）
５回はバトルに勝たないと、王子達とのEDはペケ。レグ王子とEDなら６回勝たねばなりません。
師匠とのEDは確認してませんが、多分同じだと。
私、バトルは勝つものと決めて掛かってる（おかげでアンジェのバッドED見たこと無い）プレイヤー
なんで、毎回勝っちゃってますんで。済みません。
親密度は隠しです。会話や挨拶、デートの時の話の進み具合で推測するしか手がありません。
はっきり言ってこれが一番辛かった。おかげで同じ会話、何回聞いたことか。
でも親密度によって、お誘いの台詞が変わるのは面白かった。
一見大人しげな人ほど、嫉妬むき出しの台詞をはいてくれるんで。（雪様、あなたのことよ）
まあ、王子達は良いんですよ。困ったちゃん二人。
特にアヒル師匠、あんたが一番問題で、デート無いからウェルカムメッセージ変わるまで気が抜け
なかったよ、本当。
レグ王子も同じで、部屋に散々通って夢を見て、もう何にも出ないと確信しても安心は出来なかった。
６人の王子達はスチル回収出来た時点で、ほぼ安心できるんですけどね。
最終日、きちんとバトルに最低５回勝ってれば、EDに行くことに。
同時進行の中から選べます。
まとめ出し出来るので、回収は楽です。ただし、途中であるお茶会と夜会イベントは一人しかスチル
回収出来ないので、セーブの必要あり。各キャラ全部のスチル集めると、キャラ毎におまけが
付きます。・・・・・・これが目当てでプレイしました。
キャラについては、なんて言うか皆とてもいい人ばかりで・・・・・。もう少し個性的なキャラが欲しかった
な、とオバサン思いました。
アヒル師匠が一番個性的だったかな。
ライバルのルチルとその師匠のデーナが、光ってましたね。特にルチルは元気で、活発で気は強い
けどフレンドリーで。アヒル師匠は、この意見には異議ありそうですが。
ちなみに、地様に「あなたのお手伝いが出来てとても嬉しい」と言われると、月森君悪いものでも
食べた？とか・・・アヒル師匠に「おう、頑張れよ！」何て言われると、柚木様今度は何企んでいる
んだろう？とか考えてる私は、コルダのやりこみすぎです。
後味はとても良いゲームでした。
管理人は、実は普及版で買ったので充分満足できましたが、最初の値段でだとちょっと高く感じ
るかも。システム自体が単純ではありますので。
って、褒めてるのかけなしてるのか解らない書き方ですが。
さっぱりとして、後味良くシンプルに楽しめるゲームということで。
§うるるんクエスト恋遊記
うるクエも移動です。
このゲーム、前にも書きましたがRPG色の強い恋愛物です。乙女ゲーマーの方には、ちょっと面倒
に感じられるかも。
管理人は、RPG下手の横好きプレイヤーですので結構楽しみましたが。
主人公プラス幼馴染プラス腐れ縁、計４名は夏休みの課題をこなす為、冒険の旅へと出かけ
ます。このスタートは軽くて宜しいのではないかと。使命を帯びて出かけるより、ノリでモンスター
退治しつつ世界の謎解きという方が、気分が軽い。
近場でまず一働き、街を移動しつつ仲間が増える。
この増え方も、魔族のシェンリー以外はノリと何と無くって感じで加わってきます。
そんなこんなで、恋愛しつつクエスト。最後には世界の謎が、EDに応じて解けてくる訳で。
RPGパートは王道を貫いて、かなり凝った作り。
セーブ、ロードが街でしか出来ないのも、RPGではお約束。
ダンジョンも中々迷える作りで根性入れられるし、フィールドがまたすごい。迷子になれます。
初回のプレイでは、散々迷いました。お約束です。初回のメンバーのレベルは高くなる、お約束。
画面右下の磁石は飾りではありません。お世話になりました。地図は持ってますが、はっきり言って
役に立ちません（キッパリ！）迷うのもまた楽しいと、思いましょう。
変わっているのは、HP,MP回復法で、普通なら宿屋で一泊回復ですが、このゲームでは宿屋は
無し。街で出来るのはセーブ、ロード。回復は街の外の広い場所（狭い場所や林の中はNG）
にパオを張って休みます。でもこれはHPのみ。朝食作って食べさせて、MP回復です。この朝食
が親密度に関係しますので、料理の腕も上げておかねばなりません。
勿論アイテム回復も可。でも親密度、恋愛面を考えると朝食の方がお得です。
EDに応じてラストダンジョンが変わるのも、面白い趣向でした。
レベルは前衛のキャラだけ上がります。レベルアップしてもHP,MP戻りません。
転職も出来ます。最初は初級。後組み合わせて中級、上級へと進むんですが、ただでは転職
させてくれません。とろき（変換効かないんです、うちのPC）の街でのみ。しかも天啓石なる物
を使わねばなりません。この石は倒した魔物からふんだくるか、宝箱から入手するしか無い
貴重品で、ロードによっては手に入らず泣くことも。
で、肝心の恋愛の方ですが、いささか軽い。
そう最初思ったんですが、ちゃんと１人につき街イベントと夜イベントが４回ずつはあります。少ない
キャラもいますけれど。
何で薄く感じたかといえば、要はRPGクエストパートが長いからなんですね。クエストのボリューム
があるんで、恋愛イベントが少なく見えるんです。
そしてEDが短い。甘さがイマイチ。
プレイヤーは思う、あれだけ苦労してこれだけかい、と。
しかも親密度が隠しなんで、今どのあたりなのか見当が付け辛い。バトル中に特殊行動してくれる
時の台詞が変わるんで、そのあたりで大体って感じかな。そしてイベントが出ないかと、街をうろ
つく羽目に。
街イベントが出たら、夜イベントに備えます。お隣に寝ましょう、添い寝イベントが運が良ければ
出ます。ただし親密度の関係でしょうが、街の外でパオを張ってすぐ出る時と、もう一回りバトル
するか朝飯食わせるかしないと駄目な場合も。
並行で進めることも出来ますが、後半の半ばでルート分岐が起こります。そこで各キャラのコース
に分かれるので、その前セーブとってそこからロードでしょうか。それで無ければ、恋愛イベント
３つ位並行出ししてセーブか。いずれにせよちょっと面倒です。
その後はお目当てのキャラの好みの御飯で餌付け、ひたすら一緒にバトル。
で、ED。・・・・・・・短い。
せめてキャラのルート分岐の所で並行出し（またがけとも言う）したキャラの中から、選べる
システムだったらと思うのは私だけでしょうか。
つまりですね。RPGってゲームは単独EDで、謎解きも全部終わるわけですよ。それを目指して
プレイヤーはダンジョンを走り回るわけです。
このゲームは恋愛入ってるんで、マルチED。もう謎解きもかなりの部分わかっているのに、恋愛
EDの為に何度も走るのは、いくらRPG好きの管理人にとってもキツイ。
恋愛、乙女ゲーマーの方にはもっとキツイんではないかと、愚考する次第でございます。
お値段の分のボリュームは、充分にあるソフトだと思います。あとは好みで好き嫌いが分かれるの
ではないかと。
最後に、シェンリーの名言（RPGやる時これはとても肝心なこと）を一つ
「敵に回復技を持つものがいたら、そいつから殺せ。きりが無いからな」
お粗末でした。