東京魔人学園外法帖 血風録

         

         以前から、ちょっと気になっておりましたゲームでしたが、幸い某サイトの管理人様からお借りで

         きまして。

         有難うございました、A様。

 

         なので、レッツ・プレイ・・・なのです。

         このゲーム自体は、元々はPS1での発売だったのを、手を入れてPS2に移植したものですね。

         魔人学園シリーズ(結構独立形態を、取っているようですが)の、2作目になるのでしょうか。

         本来なら、アドベンチャー・シュミレーションRPGとするほうが、正しいのかな。

 

         ええ・・・時代は、幕末。

         ペリー来航の辺りです、新撰組やら薩長のあれこれやら、攘夷がどうの尊王がどうの。

         お馬鹿な連中がお馬鹿なことをやって、とても純粋な連中が割を食ってた時代ですね。

         (身も蓋も無い・・・・・・・)

 

         主人公設定から始めまして、その後・・・陽の章からスタートか、陰の章からか選ぶ・・・と。

         どちらから始めても、その後残った章に行って。

         最後が、邪の章に行くわけですか・・・フンフン・・・。

 

         陽の章では、主人公は・・・・幕府の公儀隠密、龍閃組の一員として。

         陰の章では、主人公は・・・・幕府に虐げられたものの集まり、鬼道衆の一員として。

         話が進みます。

  

         管理人、陽の章から始めたんですがね、最初のプレイ。

         隣の庭は青い・・・の例え通り、陰の章が魅力的に見えて仕方ありませんでいた。

         早い話が・・・・・陰のメンバーの方が、好みのタイプが多かった・・・・・だけ・・・・。

 

         さて、どちらから始めても。

         最初は敵はそれぞれ、鬼道衆だったり龍閃組だったりするのですが。

         途中から、何者かの作為が働いて互いを煽っているのが、少しずつわかってきます。

         そして、どちらの章から始めても・・・・・最初の章の最終話、主人公は一度死ぬことに。

 

         そこでまた何者かの力で、今度は別の章に進む・・・・。

         そして、そこで話の裏側が見えてくる。

         そんな筋立てです、最初の二話は。

 

         そして、二つの組が合流して、邪の章に進むのですが。

         ここで、PS2の移植で増えたシナリオ挿入。

         北欧の神々との戦闘が・・・・・主人公を、世界樹(ユグドラシル)の化身と付け狙ってくる。

         北欧神話の神々との、戦闘になりますが・・・・・・まあ、本当のラスボスとのつなぎ。

         あと、主人公の・・・・・・彼が一体何者なのか、を確定させようとしたのでしょうが。

         ちょっと・・・蛇足めいて見えましたね・・・・・無くても大筋は、変わりません。

         戦闘好きな管理人は、楽しんでましたが。

 

         そして、いよいよ・・・・・本当の敵との決戦。

         全ての龍脈と力を欲する者との、最終決戦に入ります。

         ついでに・・・・・・登場人物の誰とEDするかの、選択も・・・入ります。

 

         龍脈を制するものが、全ての力を手に入れられる。

         それを実行しようとするもの、阻止しようとする主人公達。

         あら、結構・・・・・正統派のゲームですね、こう書くと。

 

         ええ、面白かったです。

         色々と、風呂敷広げすぎて畳めなかったところもありますし。

         話が大きくなりすぎて、散漫になってるところもありましたが。

         かなり、楽しかったです。

         何より、ドットのチビキャラの世界は・・・やはり最高ですね!!

         そして、ドットで製作してる限り、この分量のシナリオがこんな少ない容量のセーブで入る。

         ・・・・・・・ポリゴンもいいですけどね、画像で容量食って中身がお粗末なゲーム、多くないですか?

 

         シュミレーション・タイプの戦闘が、管理人好きですので。

         ヘボですが、好きですので・・・・・・・ヘボですが、このゲームの戦闘は難易度・・・・低いです。

         ダンジョンに潜ってレベル上げなんかしてますと、あっという間にレベルは上がり。

         本筋の戦闘が、つまらなくなるのも・・・事実です。

 

         戦闘場面の、視点切り替えが出来なかったのが・・つらかったのも、事実です。

         障害物の陰に入ってしまった敵に、カーソル合わせるの・・・・つらいんですわ。

         また、最初の位置についたときに、人の影に入ってしまう敵・・・気がつかずに殴られるキャラ。

         こういうときには、3Dが恋しくなったり・・・・人間、贅沢です。

 

         アドベンチャー部分では、感情値システムがありまして。

         非、冷、怒、悩、喜、同、愛、友・・・・それぞれ十字キーと、○□△×ボタン対応。

         会話中に返答をこれで入力しますと、相手の感情値(親密度)上がったり下がったり。

         ついでに、仲間イベント成功したりしなかったり。

 

         分岐点に、仲間イベントが関わってくるので、攻略本が無いと・・・・・。

         全員集めるのは、ちょっと困難かも(1周目では)・・・・我儘なサブ・キャラどもめが。

 

         ステータスは情報画面で確認できますが、感情値は隠しなので。

         台詞中の、主人公の呼び方が変わるところで見当をつけます。

         やはり、参考書が・・・必要かも。

 

         で、その情報画面も・・・・・・不親切なのは、アイテム確認が出来ないところで。

         アイテムの数や種類は、アイテム屋である骨董品店での売り買いの際に、確認。

         これは面倒・・・いや画面の切り替えなんかで、時間取られるし。

         フィールドでの確認も出来ないし、戦闘中は・・・・・・道具使う振りして、確認できるか・・・。

 

         面白いシステムとしましては、式神創生。

         陰陽師が使役する式を、人工的に・・・原料と武器防具を掛け合わせて、作ってしまうという。

         で、装備・・・・1回の戦闘に、1回のみ発動で。

         上手く行くと、どんでん返し。

         下手すると、何も無いところで・・・・ドカン!!!

         発動条件が色々なので、楽しめます。

 

         そして何より・・・・・。

         かなりのシナリオ、分量にもかかわらず。

         セーブメモリ・・・・655KBで、全セーブ可。

         ポリゴンにこだわらなければ、とても緻密で濃密なゲームが、出来るという見本です。

 

 

         ちょっとだけ、登場人物語り。

 

         ・主人公

          無個性、プレイヤーが名前を勝手に決められるタイプの主人公らしく、個性無し。

          妄想は、幾らでも。

 

         ・美里藍(陽)

          主人公とデフォCPらしいが、あまりの優等生ぶりが鼻について・・ハブに。

 

         ・桜井小鈴(陽)

          長距離攻撃、弓使い。なので優遇、しかもさっぱりした女の子なので、好感度大。声はセフル君。

 

         ・蓬莱時京梧(陽)

          はぐれ剣士、この人もデフォらしいので、システムに優遇されてるのがありありと。

 

         ・醍醐雄慶(陽)

          坊さん、拳法使い。近距離なのと、ビジュアルのせいでちょっと引いたが、後復活。

 

         ・九角天戒(陰)

          陰の章、鬼道衆トップの剣士。にしては冷遇されているような気がしたので、贔屓した。

          上司にしたい男、No,1

 

         ・桔梗(陰)

          女狐だと思ってたら、四分の三キツネだった。最初にEDしたものの、九角さんとの方がお似合い。

 

         ・九桐尚雲(陰)

          中距離攻撃、槍の坊さん。どうせ坊主なら、マッチョよりスマートなこっちの方が。

 

         ・風祭澳継(陰)

          躾けの悪いワンコ、主人公の流派との関係で含むところがあるらしい。蹴り倒しておいた。

 

 

         サブキャラにも、魅力的なキャラが多いのですが。

         とりあえず、メインキャラのみ。

 

                                      2008/1/3     RPG入り口に戻る