ジャンヌ・ダルク

☆ジャンヌ・ダルク(PSP)

 

          遠い昔、死神戦争と呼ばれる戦いがあった。

          魔王率いる死神たちを、5人の勇者が戦い封印した。

          彼らの腕輪の宝玉に・・・・・・・そして、彼らは腕輪の勇者と呼ばれるようになった。

 

          時は流れ、イギリスとフランスの間に。

          長きに渡り、争いが起こり・・・・・死神が、魔王が召還された。

          召還したのは、イギリスのベッドフォード公・・・・・腕輪の勇者の一人だった。

          イギリス王ヘンリーのため、彼は変節した。

          止めようとした、これも腕輪の勇者ルーサーは逆に封印され・・・・。

 

          なーんて感じで、スタートします。

          史実にどう味をつけるのかが、楽しみでプレイしましたが。

 

          纏めてしまうと、前半は歴史ファンタジー、シュミレーション型RPG

          後半は、正統派ファンタジー、シュミレーション型(勇者タイプ)RPG

          ・・・・・ってところで、どうでしょうね。

 

          前半は、ほぼ歴史に沿って(いや、勿論歴史どおりではありませんがね)話が進みます。

          イギリス軍に襲われたドンレミ村、偶々お使いに出ていたジャンヌと親友のリアン。

          ジャンヌの父親に拾われた、記憶をなくした男ロジェ。

          3人は、逃れることが出来。

          しかも「声」の導きのままに嵌まった腕輪、ジャンヌは剣を扱えるように。

          「声」は、シノンに行き王太子に会うようジャンヌに命じます。

          

          王太子に会って、オルレアン開放、ランスで戴冠式。

          この過程で、仲間も増えまして。

          一応、殆どは史実でも活躍した方々です・・・・・が。

          獣人にしちゃっていいんですか、実在したメンバー。

          まあね、イギリス軍と戦うって感じではありませんがね。

          召還された魔物との戦闘が、中心ですわ。

 

          で、戴冠式の後運命は下降線を辿って。

          ・・・・・・・・そして・・・・・・捕らえられる・・・・・のが、歴史ですが。

          ゲームでは、行方不明になったジャンヌの代わりにリアンが戦い、捕らえられます。

          で・・・・・・・結局、彼女が処刑されるんですが。

          一方ジャンヌは、「声」実は封じられたルーサーに新たな腕輪を与えられてた、と。

 

          この先は、どんどん正統派のファンタジーになりますが。

          ロジェが実は死神憑きだったり、仲間になった(?)ガマガエルが実は身体から追い出されたヘ

          ンリー六世だったり。

          シャルル七世の母親のイザボーとか側近のジョルジュも、死神憑いてたり。

          史上の人物、使い放題・・・・・・(笑)

 

          最後は魔王を倒す・・・これが正統派RPGですね。

          ただし・・・・リアンの死があるので、どうしても後味がイマイチ。

          いや、どこかのゲームのように、運命の上書きさせてくれとか。

          あっちのゲームのように、グッドEDなら死んだはずの誰かが生き返るとか。

          そこまでは、要求いたしませんが・・・・・・。

 

          そして倒した魔王を、今度は宝玉ではなく人間の魂に封じて。

          二度と外に出さないように・・・・・・で、ジル・ドレがその魂に魔王を封じて。

 

          ラストは、ドンレミ村の教会で。  

          リアンの為に祈る、ジャンヌとロジェのシーンでした。

          

          ちょっと重めの、シリアスですので。

          軽めがお好きな方には、お勧めできませんが。

          作りはとてもシッカリした作品です、画像、3D、アニメ、どれも手抜きがありません。

          そういったところは、とてもお勧め。

 

          戦闘システムは、シュミレーション戦略型。

          移動距離が決まっていて、行動順も決まっているタイプです。

          攻撃には反撃が、一定の確率で発生(勿論、こちらもです)しますので、注意。

          レベルに差が出来ると、反撃はガードできるように。

          スキルは最高6個まで付けられて、合成で強く出来ます。

          属性は、太陽、月、星の三すくみ・・・・面倒なんで、あまり使いませんでした。

 

          腕輪の継承者達は、変身が可能で。

          ターンごとに溜まる力で、宝珠の数分変身可能・・・・で。

          ステータス上がるそうなんですが・・・・あまり実感できなかった。

          それよりも、変身中に敵に止めを刺すともう一度行動可になる、神獣が便利でした。

          他のメンバーと上手く連動させると、5回くらい行動できましたね。

          ボス戦では、あまり使えませんでした。

          雑魚を倒しちゃうと、これは使えないですからね。

          変身無しでも、充分勝てますが変身するとHP全快するので。

          特に序盤、お金が無い時は回復代わりに・・・・・変身!!

 

          長くなりましたので、簡単にキャラ語り。

 

 

          §ジャンヌ・ダルク

          主人公です、言わずと知れた。

          実際の彼女がどういう人間だったのか、まあそれは現在の私たちには解りませんが。

          このゲームでは、勝気で行動力あり。でも繊細な・・・・かなり素敵な女性です。

          いや、勝気振りがプレイヤーの好みでした。

 

          §リアン

          ジャンヌの幼馴染で親友、行方不明のジャンヌの代わりに腕輪を継承。

          必死で戦うも、捕らえられ・・・・・・・。

          このゲームで、一番割りを食った人・・・・・・。

 

          §ロジェ

          ジャンヌの父親に拾われた、記憶喪失の青年。

          人工的に死神を降ろされて、そのショックで記憶が飛んだらしい。

          一時死神に乗っ取られるも、プレイヤーが頑張って開放してあげました。

          イマイチ、個性が・・・・。

 

          §ジル・ド・レ

          史実ではジャンヌの片腕として活躍するも、ジャンヌの処刑後は引退。

          美少年浚って好き勝手した挙句、黒ミサのいけにえにしたり。

          青髭公のモデルになった人ですが、このゲームのラストでその辺の落ちを入れてありました。

          魔王を魂に封じて、国に帰った・・・・・・・このゲームのジルは、格好よすぎです。(惚)

 

          §ガマールこと、ヘンリー六世

          ベッドフォード公の曰く、ヘンリー様のため・・・・・ってねえ。

          ヘンリーの身体に魔王が入って、肝心のヘンリーはガマガエルに。

          主客転倒・・・・・・って、言いません???

 

          ええ、他にも。

          史実上、ジャンヌと共に戦った。

          ジャン、ラ・イール、ベルトラン、など登場人物多いのですが。

          今はこの辺りで。

          手堅いゲームがお好みの方には、これは充分満足できるゲームかと。

 

                                                 2007/3/18 reiko

                   

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